子供から大人まで一度は困った思いをしたことがあるであろうおならの臭い。

今回はそんな誰もが頭を悩ますおならについて「おならがなぜ発生するのか?」「なぜこれほどにも臭いのか?」「おならのせいでお腹が張ったらどうなるのか?」「なんとおならのせいで腹痛も?」「どうすればいいのか?」といったことをご紹介します。

おならが臭い原因は?

そもそも、おならはなぜ発生するのでしょうか?

具体的に見てみましょう。

1つ目は、つばと一緒に空気を飲み込んでしまうため、腸に溜まってガスになります。

2つ目は、食べた繊維質のためです。

繊維質といえば大豆、芋、ごぼう、ひじき、切り干し大根、アボカドなどが有名ですね。

これらの繊維質は大腸で腸内細菌によって分解されるのですが、この時に水素やメタンガスが発生します。

これらのガスは無臭です。

3つ目は、肉や臭いの強い食べ物のためです。

肉や臭いの強い食べ物も繊維質と同じように大腸の腸内細菌に分解されます。

しかし肉や臭いの強い食べ物が分解されると、アンモニア、硫化水素、インドール・スカトールなどの強い臭いを放つ腸内ガスを多く発生させます

したがって、臭いおならが出やすくなります。

4つ目は、便秘による腸内ガスのためです。

便秘になると、外に出ない便とガスが腸内に滞留します。

この腸内に滞留した便が普通以上に発酵し臭いの強いおならになります。

また、便を外に出そうとして、おならの回数が増え、臭いおならが頻繁に出るようになります。

硫黄の臭いがする

前段で、おならの臭いの原因をご説明しました。

では、皆さんはいつものおならの臭さとはちょっと違う硫黄の匂い(俗に卵の腐ったような臭いと言われますね)のおならが気になったこともあるのではないでしょうか。

おならの臭いの原因には主に、二酸化硫黄、スカトール・インドール、硫化水素があります。

二酸化硫黄は火山の噴煙のような臭いです。

スカトール、インドールは便やおならの臭いの主成分で、普通イメージするおならの臭いそのものです。

硫化水素は硫黄の匂いです。

俗に卵の腐ったような匂いと言われます。

ではなぜ、硫黄の匂い、すなわち硫化水素の臭いがするのでしょうか?

それは食べ物の種類と量、そして腸内細菌が関係しています。

まず食べ物の種類と量からご説明します。

ねぎ、にら、にんにく、そして肉などは硫黄を多く含んでおり、これらを多く食べるほど体内で硫化水素を発生させる可能性が高くなります。

しかし、肉やねぎなどを同じように食べても、おならの臭さには個人差があります。

この個人差に腸内細菌が関係しています。

腸内には善玉菌と悪玉菌があり、実は善玉菌が硫黄を多く含む食べ物を分解してもあまり硫化水素を発生させません。

しかし、悪玉菌が硫黄を多く含む食べ物を分解すると硫黄の臭いのする臭いおならになってしまうのです。

腹痛が伴う

臭いおならが出るのも困りますが、おならが出なくて腸内ガスが溜まってしまうのも困ります。

腸内ガスが溜まってしまうと、ガス溜まりと言って、腸内でガスの塊ができお腹が膨らんだり苦しくなったりします。

専門的には腹部膨満感といいます。

またお腹が張って苦しいだけでなく、ガス溜まりによって腹痛も引き起こします。

※ガス溜まりの主な原因

1つ目が腸過敏性症候群の「ガス型」です。

腸過敏性症候群とは腸の異常で起こる便通の異常や腹痛等の症状です。

この病気は検査をしても原因がはっきりしないまま、便秘、下痢、ガスによる腹部の膨張を引き起こします。

ストレスが原因だと考えられています。

2つ目は食道、胃腸などの機能が低下によるガスの排出効率の低下です。

3つ目は胃腸の炎症などで食べたものが炎症を起こしてガス溜まりを引き起こします

4つ目は腸の冷えです。

これらの原因からガス溜まりが発生し、ひどくなると周りの臓器を圧迫し腹痛の原因となります。

男女別対策法

さていよいよ対策をご説明します。

実はおなら対策には男女別の部分があるのです。

それは女性には「空気呑気症」が多いからです。

空気呑気症とは主に食事の時に空気を肺に吸い込むのでなく、胃に飲み込んでしまう症状です。

胃に空気を飲み込んでしまうとその空気を排出するためにゲップやおならを増やしてしまうのです。

空気呑気症への自分でできる対策は、食事の時によく噛んでゆっくりと時間をかけることです。

空気呑気症になる方は、食べ物をよく噛まず早食いしてしまう傾向があります。

そこで時間をかけてゆっくり食事をし、空気をあまり飲み込まないようにすることで症状を改善できます。

また男女共通の対策としては…

1.肉やネギ、ニラ、にんにくといった硫黄の多い食べ物を食べすぎない。

2.ヨーグルト、納豆、キムチなどの腸内環境を整える食べ物を増やす。

3.適度な運動をすることで胃腸の蠕動運動を促す。

4.質量ともに十分な睡眠時間をとる。

5.ストレスを貯めすぎない、ストレス発散する。

6.心配ならば胃腸科などで診察をうける。

などがあります。

さて「おなら」の話はいかがでしたでしょうか?

誰もが気になるおならですが、困ったことがあってもなかなか詳しく知る機会も相談する機会も少ない話題ではないかと思います。

自分でできる対策をしても改善されないようでしたら病院で診察を受けてみましょう。